エアコン内のカビやホコリを簡単に落として綺麗に掃除する方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

以前当ブログでもエアコントラブルの一つとして、エアコン内のカビやほこりを掃除する方法を説明しましたが、改めて本格的にエアコンを掃除することになったので、業者に頼まずに自分でエアコンを掃除する方法を説明してみたいと思います。

エアコンの掃除は何故必要なのか?

エアコンは室内の空気を循環させていることもあり、エアコン内にはどうしてもホコリ等が溜まってしまうことがあります。エアコンには簡単に取り外しができるフィルターが付いているので、このフィルターを定期的に洗えばいいのですが、フィルターを超えて、エアコン内部にまでホコリが入り込むと、湿度の高い梅雨時や夏場等は、エアコン内に大量のカビが生えてしまうことがあります。

このカビが乾燥すると、エアコン内から噴出される空気と共に、カビが室内に噴出してしまいます。想像しただけでも気持悪いですよね。なので、エアコンの掃除は定期的に行う必要があり、1か月に1度の頻度での掃除が必要と言われています。

エアコン内で一番汚れている箇所は?

エアコンのカバーを取り外すと前面に2枚横並びのフィルターが設置されています。これは簡単に引き抜くことができ、お風呂等で強めのシャワーを当てれば簡単にフィルターについたホコリ等の汚れを落とす事が可能です。

このフィルターだけを掃除して、エアコンの掃除をした気分になっていてはいけません。私も最初の頃はこのフィルターだけを洗って満足していたのですが、一番カビ等が繁殖して汚れているのは、エアコン内のファンの部分です。

エアコン内のファンは、エアコン内で冷やしたり温めたりした空気を室内に送り出す為の物です。形状は円柱状の物が横向きに設置されています。この円柱には切れ目が入っており、この切れ目の入った円柱が高速で回転することにより、風を生み出します。

このファンの部分にどうしてもカビ等が生えてしまいます。風を生み出して噴き出す箇所にカビが大量に生えていると想像するだけでもぞっとしますよね。

エアコンのファンの掃除の仕方

このファンをどれだけ綺麗にすることができるかが、エアコン掃除の重要な点です。このファン自体は素人ではエアコン本体から取り外すことはできないので、エアコン内部にあるこのファンを掃除するのは大変です。掃除の手順を順に説明していきます。

エアコンのコンセントを抜く

まずは必ずエアコンのコンセントを抜いてから作業をしましょう。電源を入れてないから大丈夫と思いがちですが、エアコン掃除の時に水等がしたたり落ちる場合等もあるので、必ずコンセントも抜いて作業しましょう。

また、この掃除の時にエアコンからしたたり落ちた水滴等が、コンセント等の部分にかかることもあるので、そのような箇所にコンセントがある場合は、濡れないように何かで覆うか注意して作業するようにしましょう。

エアコンのカバーを外す

エアコンを包み込んでいるカバーをとりはずします。前面の部分だけで問題ありません。横面等の部分も全て取り外すこともできますが、全面のカバーだけをとりはずすだけで十分掃除することができます。

フィルターを外す

次にエアコンのフィンの手前に設置されているフィルターを取り外します。これはもともと取り外して定期的に掃除することを前提に設計されているので、誰でも簡単にとりはずすことができます。

送風口の板を外す

エアコン内から出てくる風の向きを調整する板状の物が付いています。エアコンによっては1枚であったり2枚であったりしますが、これを全て取り外します。

取り外し方にはコツが必要ですが、強引に取り外そうとすると、付け根の部分等が折れて壊れてしまうので、構造をしっかり確認して丁寧に取り外しましょう。

養生シートをエアコンの周りに貼る

エアコンを掃除する際に、エアコン内部のカビやホコリ、水滴等が大量に出てきます。掃除するときは、エアコンの下には物等はおかず、養生シートでエアコンの周囲を覆いましょう。ホームセンター等でテープ付きの養生シートが売っているので、それを購入して用いるのがおススメです。

フィンを歯ブラシ等でこすってカビを落とす

送風口の方から手をエアコン内に手を差し込んでファンを掃除していきます。この時どうしても手が届かないので、歯ブラシや水筒等を洗う細長いブラシ等を用いてフィンの汚れた部分を直接こするようにしてカビを落としていきます。

フィンには大量の切れ込みがありますが、この切れ込みを一か所ずつ丁寧にフィンを手で回しながらブラシでこすっていきます。この作業は上向きで手をあげてやるため、どうしても腕がだるくなって辛い作業ですが、がんばりましょう。

フィンに熱湯をかける

歯ブラシ等でフィンの表面にこびりついているカビ等をこそぎ落としたら、次は熱湯をフィンにかけていきます。ブラシでの掃除ではどうしても細かな取り残し等ができてしまうので、熱いお湯をかけて残った汚れを落としていきます。

ホームセンターや100円ショップ等で売っている霧吹きに熱湯を入れて、汚れの箇所に熱湯の霧を吹きかけていきます。この時、霧吹きの先端部を回転させて霧吹きから噴出する水をを細かくしたり、鋭くしたりして、狙いの箇所に直接お湯をかけていきます。

エアコンクリーナーをかける

最後にスプレー缶のエアコンクリーナーをふきかけます。エアコンクリーナーはホームセンターのお掃除コーナー等に2本で700円程度で売っています。

エアコンクリーナーをエアコンの冷却フィンの部分にかけて掃除をした気分になりがちですが、エアコンクリーナースプレーは、ファンの部分の汚れを落とすのに使います。

エアコンクリーナーを使用するときは、必ず室内の窓を開けて、換気扇を回す等して風が通り抜けるようにしましょう。エアコンクリーナーはけちらずに、一度の掃除で一つのエアコンに1本を使い切りましょう。

ファンを指で回して回転させながら、直接勢いよくエアコンクリーナーをスプレー噴射していきます。この時、汚れた水が大量にしたたり落ちてくるので、エアコンの下に汚れてもよいタオル等を敷いて作業をしましょう。

熱湯霧吹きとエアコンクリーナーは、前後してもかまいません。もしくは熱湯霧吹きはせずに、エアコンクリーナーだけでも問題ないですが、大量のカビがこびりついている時は、両方やった方がよいでしょう。

掃除が終わったらしばらく放置

掃除が終わったらすぐにエアコンを稼働させるのではなく、10分程放置します。これによりエアコン内のファンに付着している水分等が滴り落ちます。
もしこの水分等が十分に落ち切っていない段階でエアコンをつけると、水分が付着したままエアコン内のファンが勢いよく回転して、水滴がエアコン前面に勢いよく飛び出してきます。10分程乾燥させたとしても、掃除をした後にエアコンを稼働させるときは、エアコンの前面にバスタオル等を広げてかざして、水分等が室内に飛び散らないようにしましょう。

自分でやるエアコン掃除のまとめ

私もいつもエアコンスプレーをエアコン内の冷却フィンにかけて掃除をしたつもりでいたのですが、夏場にエアコンを使っていると喉がイガイガするので、もしかしてとおもって内部を十分に確認したら、ファンに大量のカビがこびりついていました。

このカビを最初はエアコンスプレーをかけるだけの掃除をしていたのですが、それだけでは十分に落とす事ができなかったので、ホームセンターで針金の先にブラシが付いている物を購入してそれを使って、ファンの全ての切り込み内を直接こすって丁寧に掃除しました。

非常に大変な作業で腕もだるくてつらい作業ですが、あきらめずにしっかり掃除したら、その後のエアコンの空気が綺麗になっただけでなく、エアコンの風の冷たさ等も掃除前よりは質が高まっているように感じました。

一気に掃除しようとするとどうしても腕が辛くて続かないので、ファンの掃除する箇所を小分けにして、1箇所掃除したら、しばらく休んで、また次の箇所を掃除して、休んで、の繰り返しがおススメです。それでも約1時間程度で綺麗に掃除できると思います。

カビだらけの空気を吸い続けるなんて絶対避けたいので、定期的なエアコン掃除を今後はしっかりと続けていこうと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*