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ローズゼラニウム(カコロン/蚊連草)等のハーブで蚊を防げるのか?

そろそろ夏が近づいてくると、蚊の季節ですよね。昨年はデング熱とかで蚊が何かと注目されましたが、今年も夏が近づくにつれて、どのようにして蚊を効率良く防ごうか?と考えている人も多いと思います。
そんな私もいろいろ検討した結果、ハーブを育てて、それで蚊を防ぐことにしました。
我が家にはまだ小さい子供もいるので、蚊取り線香等はあまり使いたくないのと、庭に多少の花を植えことができる花壇もあるので、そこにハーブを植えて、蚊を防げないかということを考えました。欧米ではハーブを庭先に植えて、天然の蚊よけをしているようです。

ローズゼラニウムは「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」

ホームセンターの園芸コーナーに行くと、ハーブが沢山陳列していますが、そこに「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」という商品名で売られているハーブを目にすることがあると思います。
これらはローズゼラニウムに品種改良をを施して商品化されたものの商品名です。
蚊連草(蚊嫌草)であれば、ゼラニウムとシトロネラを交配して作ったハーブの一種です。
ゼラニウムやシトロネラは元来、蚊を寄せにくくする性質があることから、蚊嫌草(蚊連草)という名で商品化されています。
蚊香龍(カコロン)/蚊嫌草(蚊連草)等、商品名の違いはあれど、特性としては似たような物と考えて問題なさそうです。

ローズゼラニウムとは

  • 科/属:フウロソウ科ペラルゴニウム属
  • 英名:Rose geranium(ローズ ゼラニウム)
  • 学術名:Pelargonium roseum(ペラルゴニウム ロゼム)
  • 原産地:南アフリカ
  • 季節
    ・種まき:3月~5月
    ・植え付け:4月~6月
    ・剪定:9月~10月
    ・開花:4月~9月

となっており、とても育てやすい品種です。
ローズと名前がついているので、薔薇みたいな花が咲くのかというと、そうではなく、薔薇に似た香りがすることからこのような名前となっているようです。
ちなみに花言葉は恋煩い。

ローズゼラニウムを切り戻しと挿し木で大量に育てる

ホームセンターでローズゼラニウムが「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」として販売されてますが、それを一株買ってきて自宅で栽培して、ある程度大きく育ってきたら、切り戻しを行います。
切り戻しで切り取った枝葉を挿し木として育てれば、「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」はどんどんふやしていくことができます。
最初からたくさん欲しければ、苗木等をホームセンターで大量に買う必要がありますが、時間をかけて増やしていきたいなら、まずは苗木を一株購入し、丁寧に育てて、それを切り戻して挿し木にすれば、大量の「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」を手に入れることができます。
実際に私も昨年数株購入した「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」は、挿し木を繰り返した結果、すごい量が育ちました。
近所の人や、友達にも分けてあげました。

蚊を防ぐ効果はあるのか?

皆さんが一番気になるのが、蚊を防ぐ効果があるかですよね?
こればっかりは実際に私もどうなのかが良くわかりません。ただ、妻が言うには、「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」を植えてからは例年よりも蚊が少ないと言っています。
あと玄関脇に「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」が植わっているので、季節になると花が咲き、良い香りがするので、それだけでも大満足です。
実際の効果の程を実証することはできませんが、蚊取り線香等の商品を定期的に購入して利用するよりは、一度植えたらあとはほぼ放置でも育ち続け、且つ良い香りや花をつける「蚊香龍」「蚊嫌草(蚊連草)」にはとても大満足です。

増えすぎたら剪定

ローズゼラニウムはある程度の大きさまで育ったら、あとはすごい勢いで育ちます。ほぼ水やりや肥料等は与えていないのに、自然の降雨だけで十分に育ちます。あまりにも育ちすぎるので、たまには剪定をする必要があります。
剪定時に切り取った枝葉は、挿し木にすることができるので、余裕があれば挿し木として処理して使いまわすのがよいでしょう。ただ繁殖しすぎて剪定しているのなら、もはや挿し木としてのニーズは無いかもしれません。
そんな時は、ご近所さんやお友達にプレゼントしましょう。

結論

ローズゼラニウム(カコロン/カレンソウ)は、植えておくだけで見た目も香りも良く、蚊を防ぐ効果もあるかもしれないので、コスパ最強。

蚊が気になる人は、とりあえず一度試してみる価値はあると思います。

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