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歯石除去は痛くない?絶対やっておくべき歯科医院でのスケーリング

みなさん歯石はとってますか?私自身は適当な歯磨きでも、ほぼ虫歯ができない体質で歯医者には学生の頃に一度いったきりで、その後歯医者とは無縁でした。アラフォー人生において、小学生の頃1回、大学生の頃1回の計2回しか歯医者にいったことがなかったのです。
が、しかし突如大学生の時に処置した奥歯が痛み出し、歯茎に腫れが出てきて、数日後には収まったのですが、この際ということで、約20年ぶりに歯医者に行きました。そこでの歯石除去体験を。

20年ぶりの歯医者さんで歯周病が判明

約20年ぶりの歯医者さん。ネットで評判の良さげな近所の歯科医院を見つけて行きました。もちろんあの診察台に乗るのも20年ぶり。

  • 歯科医
    最近歯医者に行ったのはいつ頃ですか?

  • 約20年程前です。
  • 歯科医
    え!20年歯医者に行ってないんですか?ありえないです。(絶句)
    ではまず歯を確認しますので、口を開けてください。

  • あーん
  • 歯科医
    なんたらシャープ、なんたらシャープ云々・・・

一通りのチェックが終わって

  • 歯科医
    信じられないくらい綺麗な歯です。
    若干小さな虫歯が2か所ありますが、多少の治療でなおる程度で、ほぼ虫歯はありません。
    ただし、歯周病がかなり進行しています。

  • 歯周病?

名前だけは聞いたことがあったので、あー歯周病ね、程度にその時は思っていたのですが、

  • 歯科医
    全く虫歯にならない、なりにくい体質というか、そういう質の歯を持っている人もいて、まさにそのタイプですね。
    そういう人に多いのが、虫歯は全くないのだけど、歯周病が進行していて、気づいた頃には手遅れで一気に歯をなくすってのが多いです。
    逆に虫歯になりやすかったり、虫歯の多い人は、歯周病はあまり進行していない、ってのがおおいですね。医学的に相関関係が証明されている訳ではないですが、傾向としては多いです。

先生が言うには、そもそも虫歯になりにくい人は、そこまで歯磨きも丁寧にやらないし、私のようにそもそも歯医者に行かないので、そこで歯や予防歯科に関する知識と触れる機会が少なく、このようなパタンが多いとのこと。


  • 歯周病ってどうしたらいいんですか?
  • 歯科医
    歯周病治療ですね。

  • 歯周病治療ってどんなことやるんですか?
  • 歯科医
    まずは歯周ポケットの測定を行い、歯槽骨がどこまで溶けているかを計測します。
    その後、目に見える歯石を物理的に除去していき、歯茎の下に隠れている歯石等は、歯茎を切り開いて歯石を除去します。
    その後ブラッシング等をしっかり行い、数日後歯周病に関する菌がどうなっているかなどの口腔内のチェックを行い、また別の箇所の歯石を歯茎を切り開いて歯石をとって、チェックして、を数回繰り返します。

  • それってどれくらいの期間かかるんですか?
  • 歯科医
    半年から1年くらいです。

・・・・。愕然としました。小学生の頃の歯の治療/抜歯で、死ぬくらい痛い思いをしていた私は歯医者恐怖症で、今回もなんとかすごい覚悟をして、1度治療したらそれで終わるんだから、と自分に言い聞かせてようやく歯医者に来たのに、歯茎を切り開かれて、ゴリゴリ歯石を削り取られて、それを1年もの間何度もって。。。


  • 歯周病治療をしなかったらどうなりますか?
  • 歯科医
    この度合いなら、おそらく数年後、もしくは十数年後に、歯を支えている歯槽骨がかなり溶けて歯が抜け始めて、総入れ歯になります。

  • 今歯周病治療したらどうなりますか?
  • 歯科医
    すべては残らないけど、この状態なら、適切に治療して、その後のブラッシングもしっかりすれば、老後でも6割くらいの歯は残ると思いますよ。

しばし方針状態の私。愕然としている私に先生は、

  • 歯科医
    で、歯周病治療はしますか?

  • は、はい。。。
  • 歯科医
    分かりました。では今日は痛みの出ている歯茎には、薬を入れる処置はしておきますので、歯石除去(スケーリング)をしましょう。

  • は、はい。。。

ということで、この日は歯石除去もすることに。

歯周ポケット検査

一旦待合室に戻ってしばらく待っていると声がかかり、別室に案内されました。そこは歯科衛生士さんらが歯石の除去等を施す部屋のようでした。
処置台に案内されて腰かけて仰向けに寝ていると、女性の歯科衛生士さんが説明をしてくれました。

  • 歯科衛生士
    今から歯周ポケットを測っていきます。
    チクっとするかもしれませんが、その時はおっしゃってください。

  • はい。。

びくびくしながら口を開けていると、歯と歯茎の隙間にプローブという先っぽが「くの字」型になった器具を差し込んで、どこまで入るかを調べていきます。
それぞれ歯1本ずつ、上下すべての歯の裏と表と、かなり手間がかかります。
後々調べると6点測定といって、1本の歯に対して、周囲6か所を測る手法があるようですが、この時はそこまではしていなかったような気がします。
たまにチクっとする箇所もあり「ぅんがぁ」みたいな小さな声が出たり、今から思うとただのポケット測定でこれってなさけないですね。
一通り計測が終わって、

  • 歯科衛生士
    かなり歯周病が進んでいますね。

  • どうしたらいいんでしょうか?
  • 歯科衛生士
    溶けてなくなった歯槽骨は回復しないけど、歯石を除去して、その後日々の生活において適切にブラッシングを続ければ、歯茎が引き締まって歯茎自体は若干下がりますが、その分歯周ポケットが浅くなるので、あとはそのポケットが深くならないように、日々のブラッシングと定期的な歯医者での歯石チェック&除去をやりましょう。

歯周ポケット検査結果の紙みたいなのをもらい、それを確認すると、9mmの歯周ポケットが1か所、8mm/7mm/6mmの歯周ポケットが数か所くらい、あとは3mmから5mm。この時はこの数字の意味がわからなかったのですが、9mmとかはほぼ抜歯しかなく、6mm以上は重度の歯周病と判定されるんですよね。。

スケーリングで歯石除去

ということで、次は歯石除去。
再度診察台の上に仰向けになって、超音波スケーラーで歯の上についていて目に見える歯石を取っていきます。
あの歯医者さん特有のキュイーンって音にビビりながら口を開けてひたすら耐える。
両手は拳を作って硬く握りしめた状態。
歯を一本ずつ表裏左右の隙間等についている歯石を削り取っていきます。
削り取りながら助手の人が掃除機みたいなので同時に削りカスや血等を吸い取っていきます。
もちろん自分では見えないですが、おそらく血だらけだったのかと。
歯医者は20年ぶりで、人生で初の歯石除去ということもあり、かなりの歯石がついていたのか、相当な時間がかかり私自身も体力的に疲れました。
その間体は硬直して緊張しているので、精神的にも疲れました。
歯石除去に慣れている人は、リラックスして、むしろ気持ちいいらしいのですが、いつか私にもそんな日がくるのでしょうか?
確かに凄く痛いわけではないのですが、たまに痛い箇所がありました。
あとからもらった歯周ポケットの検査結果と照らし合わせると、恐らく歯周ポケットが深い箇所の歯石除去に痛みがあったのだと思います。
一通りの歯石除去が終わって、

  • 歯科衛生士
    はい、お疲れ様でした。がんばりましたね。

とのこと。やはりがんばるくらい大量に歯石が付着していたのだと思います。
診察台の横にある洗口台で口をすすいでから舌で歯を触ると、すごい違和感。
特に下の前歯の裏側の付け根あたりは歯石が目立ってついていたので、その部分を舌で触ると、えっ!って感じでした。

  • 歯科衛生士
    今日は目に見える歯石の除去をおこないましたので、これ以上は先生による処置で歯茎の中にある歯石除去になります。今日これでおわりです。

  • ありがとうございました。

ほっとした一方で、この先は歯科医師による歯茎の中の歯石除去か。。痛いんだろうな。。とちょっと沈んだ気分に。

まとめと結論

  • 20年ぶりの歯医者で重度の歯周病が判明
  • 歯のチェックとレントゲンで、虫歯はほぼ無く、歯の質が良いことが判明
  • 歯周ポケット検査で9mmの歯周ポケットの存在も
  • スケーリングで歯石除去をしてもらう
  • 歯茎の中にある歯石は、次回以降、歯科医さんに処置してもらうことに
  • 半年から1年ほどかかる歯周病治療をすることに
歯科医院には定期的に通って、歯石除去等、歯のメンテナンスをしてもらうことは必須

なんだかんだでこの日は2時間以上かかりました。凄く疲れたけど、貴重あな一日でした。
その後の歯周病治療や、日々のブラッシング等についても、当ブログで紹介していきたいと思います。

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