歯周病治療完治までの道のり。痛いのか?怖いのか?高いのか?

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2月に急に痛み出した奥歯の治療の為に歯科医院に行ったら、そこで重度の歯周病と診断されました。当日歯の検査とレントゲン、歯周ポケット測定と併せて、スケーリングによる歯石除去を行ってもらいました。その時にやったスケーリングはSRPではなく、通常のスケーリングです。

歯石が付いているけど、歯医者でスケーリングをしてもらうのは痛いし怖い、でもこのまま放っておいてよいのか?等を悩んでいる方も多いと思います。私もまさにそうでした。しかし今回虫歯治療で重度の歯周病と診断された事を機会に私は歯周病治療を行うことにしました。

2月から通い始めた歯医者について、歯周病治療やスケーリング効果のその後等を共有していきたいと思います。

虫歯の治療と歯周病治療の過程

きっかけは奥歯の歯茎が腫れてきたので、歯医者に行ったことがきっかけでしたが、そこではその虫歯よりも、歯周病の事を指摘されました。歯周病治療は長ければ1年かかるとも言われましたが、歯周病菌は慢性疾患の原因にもなりうるとのことで、覚悟を決めて歯周病治療を行うことにしました。

歯の状態の確認

まずは歯科医師さんに歯の状況を確認していただきました。私の体質は虫歯ができにくい体質のようで、20年間歯医者には通っていなかったのですが、歯医者さんは20年間も歯医者に通っていないことと、通っていないのにほぼ虫歯がない綺麗な歯であることにひどく驚いておられました。
この時にほとんど虫歯は無いけど、歯周病がかなり進行しているので、歯周病治療を進められて、覚悟して歯周病治療を受けることにしました。
この時に分かったこととしては、

  • 現状痛みのある奥歯は、銀歯の被せものの下が虫歯になっているので、一度被せものを開いて歯の中を掃除する必要がある。
  • 被せものの下以外にも、小さな虫歯が2か所程あるので、この虫歯治療が必要。
  • 中度以上の歯周病が進行しているので歯周病治療が必要。
  • 下の歯は、左右ともに親知らずが残っているので、これを抜歯する必要がある。

の4点でした。親知らずを抜くか否かはもう少し時間が経過してから判断するとして、被せものの下の掃除/2か所の虫歯治療/歯周病治療、まではやってもらうことにしました。

歯周ポケットの測定、プロービング

歯の状態をチェックされたら、次は歯科衛生士さんによるプロービング(歯周ポケットの深さの測定)と、スケーリング(歯石除去)を行ってもらいました。

プロービングの時はおそらく歯周病によって歯茎が炎症をおこしていたこともあり、歯周ポケットを測る器具を歯と歯茎の間に差し込まれるだけでも、チクっとした痛みがありました。ただ我慢できないほどの痛みではなかったです。

次に、歯石の除去をおこなってもらいました。これは歯茎の外にある見えている歯石を、超音波スケーラーで歯科衛生士さんに除去してもらいます。こちらも歯茎が炎症をおこしていたこともあり、部位によってはチクチクとした痛みがありましたが、どうしても我慢できないほどの痛みではありませんでした。

プロービングと歯石除去ですが、普通に考えたら、たいして痛い治療ではないのですが、もともと小さい頃のトラウマから歯医者恐怖症でもあったので、この1時間ほどの時間はまさに地獄でした。

この日にもらった歯周ポケット計測の結果によると、歯周ポケットの深さは、一番深い物で9mm、その他にも8mm、7mm、6mm等の重度の歯周ポケットもいくつかあり、当初はこの深さの意味を理解していなかったのですが、後々ネット等で検索して調べると、歯周ポケット6mm以上は重度とのことで、いずれ抜け落ちる、もしくはフラップ手術等の外科治療が必要とのことで、愕然としてしまいました。

被せものの治療

この被せものは大学生2年生の時に急に右上奥歯に穴が開いて、近くの歯医者で治療をしてもらいました。その時は神経を抜いて、歯の中を掃除して、詰め物をして、銀歯をかぶせるという治療をしてもらいました。
今回撮影したレントゲンには、その奥歯の中にボルトが埋まっている事がはきりと映っており、ちょっとびっくりしました。
歯科医師さん曰く、昔はこのような歯の中にボルトを入れる治療はよくあったけど、最近はあまり無いとのことで、このボルトを抜いて、歯の中を綺麗に洗浄することになりました。

被せ物の銀歯を剥がしとって、中身を確認してもらったら、虫歯が進行していたようで、虫歯部分を削り取っても全てを取り除くことができない程度に虫歯が進行していました。
歯医者さんからは抜歯を進められましたが、いきなり抜歯も嫌なので、できるだけ虫歯の部分を削り取ってもらって、再度被せものをしてもらうことにしました。
この時の治療は神経がすでに抜かれていたこともあり麻酔もなく、治療中の痛みも全くありませんでした。以下の手順で治療は勧められました。

  • 被せものの除去
  • 歯の中の洗浄/虫歯を削りとる
  • 仮詰め
  • 被せ物の型取り
  • 銀歯を被せる

等の工程で1か月ちょっとの期間がかかりました。

虫歯の治療

最初の歯のチェックで、歯科医師さんから、小さな2か所の虫歯があると指摘されました。毎日の歯磨きで口の中を確認していたのですが、虫歯らしきものを確認したことがなかったので以外でした。

この2か所の治療は、虫歯が小さかったこともあってか、2回程度の通院で完了しました。痛みも全くなく、この程度の処置で虫歯を治療してもらえるなら、歯医者さんには定期的に通いたいなと思った次第です。

本格的な歯周病治療

いきなり痛みだした奥歯の被せものの下の虫歯、新たに見つかった2か所の小さな虫歯、の治療が完了したら、次はついに本命の歯周病知慮です。事前にネットで色々調べていたので、スケーリング以外にも、麻酔を打って歯茎の中にある歯石を除去するルートプレーニング、歯茎を切り開いて歯石を除去する外科手術のフラップ手術等、事前知識だけは溜まっていたので、何かと怖くて不安でした。

どのような歯周病治療をされるのか不安だったのですが、まずは右下の歯からスケーリングをして歯石除去をすることになりました。右下、右上、左下、左上、のように口腔内を4つの部位に分けて順番に治療をやていくようです。

初回は右下の歯石除去から始まりましたが、詳細は別のエントリーにて説明したいと思います。

なおこのエントリーは、私の歯周病治療が終わるまで、随時更新していきたいと思います。

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