MyReviewNote：色んなレビューや感想

歳をとってくると何かと健康を気にするようになります。
タバコもやめたし、お酒の量もへらしました。ジョギングや水泳、筋トレ等の運動もするようになり、食事にも気を遣うようになりました。
そんな時、もっと効率的に栄養取得効率を高める為にどうしればいいのかな？ということを考えていた時に、ミキサーがよいという情報を目にしました。

ミキサーとジューサーの違い

早速近所のホームセンターに行ったら、家電コーナーにミキサーが数台売っていました。
3,000円程度の物から10,000円の物まであり、違いが良くわからなかったので、一旦自宅に帰ってから色々調べてみました。
調べて見ると、ミキサーとは別にジューサーというものがあり、それらは全く別物ということでした。
ジューサーもミキサーも同じ物だと思っていたのですが、別物だったんですね。

構造的な違い

ジューサーは果物等に含まれる果汁を絞り出します。絞り出す際に野菜や果物の繊維質を取り除き、果汁だけを取り出します。
石臼のような構造で果物等をゆっくりとすりつぶし、繊維質を分離して搾汁していきます。
そのため出来上がった物はジュースのようなのどごしの飲み物になります。

一方ミキサーは果物や野菜等を丸ごと鋭利な刃を高速回転させてジュース上にしていきます。
この際、繊維質も一緒に液体状になるので、出来上がった物はドロッとした舌ざわりの飲み物になります。

効能的な違い

ジューサーやミキサーを検討したおられる人が一番気にするのは、それぞれの機材で作ることができる飲み物の栄養価についてではないでしょうか。
ジューサーの場合はゆっくりとすりつぶしながら搾汁して行く為、酵素やファイトケミカルが多く含まれます。酵素は生の野菜や果物にたくさんふくまれているのですが、熱に弱く、野菜を熱調理したりすると酵素は減ってしまいます。
いかにこの酵素を効率よく多く摂取するかが重要なのですが、ミキサーの場合は刃が高速回転して果物等を粉砕する際に熱を発するので、この工程で酵素が失われてしまいます。
果物や野菜から酵素を効率よくとりたいのであれば、ジューサーがおススメです。

一方のミキサーは酵素が破壊される一方、ジューサーのように果物や野菜等の繊維質を分離することはないので、繊維質をしっかり取り込むことができます。
便秘等に繊維質が良いということを耳にすることもありますが、そのような視点ではミキサーの方が好ましいことになります。

酵素等の野菜に含まれる貴重な酵素等の栄養素を効率よく取り込みたいのならジューサー、栄養素の種類を増やして、様々な野菜をジュースにするならミキサー、というところでしょうか。
ジューサーは果物や野菜などに含まれる水分を絞り出すので、そもそも水分量の少ない野菜等はジューサーで栄養素を絞り出すことが難しいからです。

そういう点からも、水分量の多い果物と水分量の少ない葉物等の野菜を組み合わせてジュースにしたりします。

メンテナンスの違い

毎日使いたいジューサー、ミキサー。となると日々の手入れ等もきになりますよね。それぞれにどのような違いがあるのでしょうか？

ジューサーは構造上、非常にたくさんのパーツから出来上がっています。
本体のモーター部以外に、搾汁構造が複雑になっているため、およそ5つくらいの主要なパーツに分解して毎回洗う必要があります。
繊維質を分離して取り除くため、その繊維質がパーツの中に詰まったりするので、毎回定年にこれらを洗って取り除く必要があります。
ただし、ミキサーのような鋭利な刃物は付いていないので、その点は安全です。

一方のミキサーは、本体部分からミキサー部分を取り外して、水で丸洗いするだけです。
その際に気を付けたいのは、鋭利な刃物で手を切らないように気を付ける必要があります。
基本的には水ですすいで洗うだけですが、例えば牛乳等を入れてミックスした場合、牛乳には油分が含まれるので、水ですすぐだけではなく、食器用洗剤等でしっかり洗う必要があります。これはジューサーでも同じことです。

価格的な違い

それぞれの商品グレードにもよりますが、製品の構造上ミキサーよりもジューサーの方が高くなります。ジューサーは高い物であれば20万円以上の物もあります。

一方のミキサーは数千円の物からあります。主な売れ筋製品の価格帯なら、ジューサーは3万円程度、ミキサーは5,000円程度になると思います。

まとめ

コストや管理パフォーマンスの面では圧倒的にミキサーですが、結局はミキサー/ジューサーに何を求めるかになってきます。
酵素やファイトケミカルのような果物や野菜に含まれる栄養素に集中的に効率良く摂取したいのなら、ジューサーしかないので、そもそも比較するような物なのではないかもしれないです。