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日本のリンゴは大きくて、海外のリンゴは小さい?その理由は?

最近健康の為にヒューロムのジューサーを購入して、人参ジュースを自宅で飲むようになりました。妻と私の二人分の人参ジュースのレシピは、人参4本、林檎1個、レモン半分です。人参は無農薬人参にこだわっており、ネット通販で形が若干ゆがんでいたり傷物をまとめて売っているお店があったので、そこで比較的安く購入することができています。
コスト的には、無農薬人参4本は100円程度です。ただ、ここに毎回リンゴを1個使うので、意外と林檎のコストがかさみます。これまではリンゴなんてほぼ自分で購入してまで食べてはいなかったので、値段等は知らなかったのですが、最近スーパーや八百屋で林檎を見かけたら、いくらで売っているのかを確認するようになりました。すると、林檎って一個150円くらいもするんですよね。


安い物だと3つで300円とかで、一個当たり100円程度ですが、基本的には1個100円以上すると考えた方がよさそうです。林檎1個は50円程度くらいかなと思っていたので、この150円というのはちょっとびっくりしました。

たまたま見つけた安いりんご

しかし最近まいばすけっとで3つ200円で売っている林檎を見つけました。

いつも見ている林檎の価格よりも確実に安かったので、ついつい購入したのですが、大きさが小さいんです。

ニュージーランド産の林檎で、Jazzというブランドのシールが貼られていました。

でも確かに海外の映画とかで出てくる林檎って外人さんが片手で包み込むように持っている印象があって、野球のボールくらいの大きさの林檎をかじっているイメージがあります。

そう考えると普段私たちが口にしている林檎が大きいのではないか?とか思い、林檎の品種等について調べてみました。

林檎の種類は25000種以上

林檎の品種なんて数十くらいかなと思っていたのですが、なんと世界中では25000種類以上もの林檎があるんです。

また日々品種改良等により新たな種類の林檎が生まれているので、今現在も林檎の種類は増え続けています。

そのような数万種類の林檎の中から、本当に売れるもの数種類だけが国内で流通しているのです。

日本の林檎と海外の林檎

恐らく私が普段から目にしていて、実際の価格を知って高い!と思った林檎は「ふじ」です。ふじは、日本国内で一番流通しており売れている林檎です。

収穫時期は11月上旬。デリシャスと国光を交配して生まれた品種です。

国内の林檎消費の50%がこのふじと言われています。青森県の藤崎街で埋れたのでふじと名付けられました。

1860年ごろに日本が開国すると宣教師が日本にやってきて、その時に林檎も持ち込み広めました。

その林檎が国内で品種改良を重ねていった結果生まれたのがふじであり、ふじは日本国内だけでなく、今ではアメリカでも市場シェア4番目の世界的にも人気のリンゴとなっています。

何故日本のりんごは大きいのか

アメリカ等ではりんごは普段から食する普通の果物の一種すが、日本に林檎が持ち込まれた当時は、やはりその物珍しさや希少性から嗜好品的な側面もありました。今でいうメロンみたいな物だったのかもしれません。

なので、この特別な果物を、日本人はより大きく、より甘く美味しくなるように品種改良を重ねた結果生まれたのがふじであり、そのふじが日本国内での林檎のスタンダードとなった為、日本人が一般的にイメージする林檎の大きさ=ふじの大きさということになります。

日本国内に流通する海外のリンゴ

一方私がまいばすけっとで目にしたJazzはニュージーランドで生まれた品種で、ロイヤルガラとブレイバーンを交配させて生まれた品種です。

正式名称はサイフレッシュと呼ばれ、Jazzは商品名になります。

南半球に位置するニュージーランドは日本とちょうど季節が逆になるため、日本産のりんごが品薄になる時期に日本国内で流通して目にするようになります。

ジャズの特徴は大きさが150g程度と小さく、片手でほぼ包み込める程度の大きさです。

ニュージーランドでのりんごの収穫時期は3月4月頃になりますが、Jazzは貯蔵性にも優れているので、日本産のリンゴが日本国内で品薄になる6月から8月にかけて出回るようになります。

そう考えるとまさに私がJazzを初めて目にしたもの6月でした。

りんごの品種開発

私も今回初めて世界中には25000種以上のリンゴがあり、今現在でも世界中で日々新たな品種の開発が行われているということを知ってびっくりしました。

でもそんな簡単に新たな品種を生み出せるのでしょうか?

りんごの品種開発には、異なる2つの種類の花粉を交配させて育てることで新たな品種を生み出します。

一方人間が意図的に交配させたものではなく、自然環境の中で偶然新たな品種が生まれることもまれにあります。

これを偶発実実といいます。

「ふじ」と「紅玉」を一緒に栽培していた林檎農園でたまたま発見されたりんごが「アルプスの乙女」です。

このアルプスの乙女が発見されたりんご農園が北アルプスのふもと、長野県松本市にあったため、アルプスの乙女と名付けられました。

何気に普段目にしているりんごも調べてみたら色々奥が深く、25,000種類のリンゴ全てを食べることはできないですが、スーパー等で並んでいるりんごの品種に着目しながら、色んなりんごを今後は楽しんでいきたいです。

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