以前こちらのブログでも紹介したプチ電車。ダイソーで1車両100円で売っている廉価版プラレールのような感じです。100円なのにちゃんと電池で走行するし、レールやその他の情景グッズ等も充実していて、我が家の息子もプチ電車を非常に気に入っています。妻が海外にいる友達にプチ電車をプレゼントで送ったところ、日本ではこんなのが100円で売っているの!!??とびっくりして感動したとか。
以前のこのブログでのエントリーでも、結論としては「自宅はプチ電車」「児童館等の公共施設ではプラレール」という考えに至りましたが、今回妻の妹さんが息子の誕生日プレゼントとしてプラレールをくれました。おもいもよらず自宅にプチ電車とプラレールがそろってしまったわけですが、この二つを使い始めた息子の反応や、その他プラレールとプチ電車の使い勝手等を比較してみたいと思います。
プラレールとプチ電車の値段を比較
我が家の息子が気に入っている新幹線のはやぶさで比較してみたいと思います。
- プラレール:2,200円
- プチ電車:300円
プラレールは3両編成のセット売りで2200円。プチ電車は1両100円なので、車両を3つ購入して300円。
同じ新幹線はやぶさでも。1,900円もの差があります。
電車の作りを比較
プラレールとプチ電車を比較した場合、そもそもこの二つを知らない人からしたら、どっちがどっちかはあまり区別がつかないかもしれません。
しかししっかり見比べたら誰もが分かるくらいに作りの差はあります。もちろんプラレールの方がしっかりしています。
大きさはプラレールの方が一回り大きく、子供の手の大きさになじみやすいのもプラレールかと思います。
車輪の駆動部分ですが、ここの部分の差はかなり大きいです。プラレールの方は非常にスムーズに車輪が回転するので、電動でなくてもレールの上を軽く押しただけで、スーッと相当の距離を走ります。
一方のプチ電車はやはり車輪部分の作りはプラレールには劣るので、スムーズに走行せず、電池なしで勢い惰性での走行はまず無理です。
レールの作りを比較
プラレールの線路はプチ電車よりも幅が広い為、プチ電車の線路の上をプラレール車両を走行させることはできず、またこれの逆も不可能です。
連結部分はプチ電車の場合はしっかりはめないと綺麗につながらないので、この連結部分がズレていると脱線してしまいます。
一方のプラレールの線路はプチ電車の線路よりも連結部分はハメやすいですが、それでもしっかりはめないとズレが出てしまいます。
両方のレールともしっかりはめないとズレが生じてしまいますが、ズレが生じやすいのはプチ電車になります。
またプラレールの線路は綺麗な青色で、一方のプチ電車の線路は灰色です。色合いは明らかにプラレールの方が綺麗です。
モーター稼働部分の比較
プラレールの新幹線はやぶさには、スピードの2段階調整が可能です。
早いモードを選択するとプチ電車より相当早いです。
男の子はこのスピード感が重要なので、プラレールのスピード感はかなり評価できると思います。
一方のプチ電車は走行スピードは選べずにプラレールの遅いモードよりも若干遅いくらいのスピードです。
電車の連結部分を比較
電車のおもちゃの場合に重要なのが、車両同士をつなぐ連結部分です。
ともにオスとメスのようなフックが付いていてそれをつなぎ合わせるのですが、連結のつなぎやすさではプチ電車です。
プラレールの連結部分は何故こんなにつなぎにくいデザインになっているのかが理解不能なくらいつなげにくいです。もしかしたら簡単につなげるコツ等が説明書に書いているのかもしれませんが。
これだけつなぎにくい連結部のデザインには、耐久性等の理由があるのかなと思っていたのですが、近所の児童館にあった使い古されたプラレール電車の連結部分を見たら、経年劣化でフックが開いていて、うまく連結させることができなくなっていたので、耐久性という視点でもなさそうです。
安全性の比較の比較
やはり小さな子供に与えるおもちゃとなると、何かと気になるのが安全性です。
ともに危険が伴うようなおもちゃではないですが、気になるとしたら電池周りです。
プラレールの新幹線はやぶさは電車の裏側がねじ止めしてあるので、ドライバーでネジを抜いて、車体からカバーを外さないと電池を入れることができません。
一方のプチ電車は車体にカバーがはめ込んであるだけなので、ドライバー等なくても簡単に電池を入れ替えることができます。
最初のうちは我が家の子供も電池の入れ替えができなかったのですが、慣れてきたら勝手に電池を取り出したりできるようになりました。
電池は単三電池なので、ボタン電池のような誤飲事故等はまずないと思いますが、それでも勝手に電池を取り出せたりするのはちょっと危険かもしれないので、その意味ではプラレールの方が安全かもしれません。
あと電動駆動による車輪の回転ですが、プラレールの方が車輪の作りがしっかりしており、また車輪も大きく、トルクもあるので、回転している車輪と車体の間に指をはさんでしまうと、けっこう痛いです。大人の自分でも痛かったので子供がもしあそこに指を挟んだら、かなり痛いのではないのかなとちょっと気になりました。
ただ、さすがに長年大ヒットしているプラレールなので、そのような車輪への指巻き込み事故等は無いと思いますが、念のため気を付けておいた方がいいかもですね。
実際に我が家の子供はどちらを気に入ったのか?
最初我が家にはプチ電車しかなくて、それを当たり前のように使っていた息子ですが、ある時妻の妹がプレゼントにプラレールの新幹線はやぶさを持ってきた時には、一瞬にしてそれが何かを把握して、すごくうれしそうにしていました。
プラレールは箱もすごく立派なので、2歳半のわが子は、その箱をすごくうれしそうに抱きかかえていたのが印象的です。
いつも適当な梱包がされたプチ電車しか見慣れていなかったわが子も、初めてかっこよく梱包されたプラレールの箱を見て、テンションが上がったのだと思います。
そう思うとおもちゃの箱とかってすごく重要なのだなと思いました。
プラレールをプレゼントされた当初は、すごくプラレールを気に入って常にプラレールの新幹線はやぶさを3両つなげた物を手にぶら下げて室内を歩いていたのですが、かといって、それ以降一切プチ電車を使わなくなったかというと、そういうわけでもなく、両方ともそれなりに気に入って使っています。
プラレールの線路とプチ電車の線路は互換性がないので、つなげることはできないですが、プラレールの路線の上を、プチ電車の線路が立体交差のようにして交わらせたりして、お互いの電車を走行させたりしています。
まさにJRと私鉄が一つの街中を走っているイメージでしょうか。
そう考えると、プラレールとプチ電車の併用は全然ありなのかなと思いました。