最近やたらと目にするようになった、「妊活」という言葉。こんな言葉、十数年前はほとんど聞かなかったような気がするのですが、それは自身がそういう年代になったからなのかもしれません。我が家も実際には、簡単に子供を授かれたわけではなく、そこまでには本当に色々ありました。別エントリーにも書いていますが、精液検査をした結果、精子の運動能力等が標準値を下回ることが判明し、タイミングだけではなく、実際に数回人工授精等もトライしました。これらの取り組みと並行して行ったのが、精子の機能改善の取り組みです。食生活や運動等の生活習慣を見直して、受精能力の高い精子を作り出すように色々試してみたのですが、実際に妊活サプリのプレグナを2年間ほど飲み続けたので、その経験等を書いていきたいと思います。
精子の機能改善の為に取り組んだこと
精子によい食べ物等は色々ありますが、やはりそれらを普段の食事の中で栄養摂取しようとすると、かなりの量を食べないといけなかったりと大変です。
そこで最初に取り組んだのは漢方でした。精液検査をした泌尿器科の病院で処方してもらって、半年ほど飲み続けていました。
漢方は朝昼晩と食事前の空腹時にお湯で溶いて飲みました。めちゃくちゃまずいものではないですが、それでもあまりおいしいものではないので、また昼食前等は、会社で同僚等に気づかれないようにこっそりお湯を入れて持ってきた水筒に漢方を入れて溶かして飲んだりしていました。
漢方なんて飲むのは初めてだったのですが、ツムラの補中益気湯(ホチュウエッキトウ)と、八味地黄丸(ハチミジオウガン)を半年ほど飲み続けました。
が、飲み始めて5か月後に再度精液検査をしたのですが、目立った改善等もなかったので、漢方は自分には効果が出ないと判断して諦めました。
妊活サプリ「プレグナ」と出会う
漢方の効果も出ないなーと思いながら、妻とレディースクリニックに通い、人工授精や体外受精等の説明会に参加したりしていました。
そのたまたま訪れたレディースクリニックにこの妊活サプリ「プレグナ」のパンフレットが置いてあり、それを軽い気持ちで一枚もらって帰りました。
自宅に帰ってプレグナのパンフレットを読んでみたところ、精子の質を高める粉状の栄養素等がカプセルに入っているサプリメントでした。
このカプセルに入っている粉末状の栄養素は、全てウェブサイト上に事細かく掲載されており、原産国や加工国まで丁寧に説明されていました。
その他にもたくさんの妊活サプリはありますが、多くは葉酸を配合した女性向けの物が多かったりしますが、このプレグナは男性向けの物が専用で開発されており、また製造元は株式会社メニコンのライフサイエンス部でした。
私はコンタクトレンズはしませんが、メニコンという名前は聞いたことがあったので、どこの誰が作っているか分からないサプリよりは、メニコンが作っているというだけですこし信頼感が高まりました。
これまでは毎食前に粉の漢方をお湯で溶いて飲んでいました。味もまずかったので、それと比較すると、このサプリはカプセルなので水で飲むだけと負担も軽いので、漢方からこのプレグナに乗り換えました。
プレグナは高い
漢方の場合は処方箋を出してもらえるので、非常に安く手に入ります。2種類の漢方1か月分とかでも1000円程度です。
ただしこのプレグナは、もちろん保険適応外なので非常に高く、
- プレグナベーシック:5040円
- プレグナ男性用5970円
毎月合計で11,010円もします。
プレグナのどのサプリを購入すべきか?
もちろん必ず2種類購入しなければならないというものでもないですが、これをけちっても仕方ないので、結局二つ頼みました。
プレグナには男女共用の「プレグナベーシック」と「プレグナ男性用」「プレグナ女性用」の計3種類があります。
本来であればベーシックと男性用、女性用の全てを購入して夫婦で飲むのが良いのかもしれませんが、私の場合はベーシックと男性用の2種類にしました。
定期購入か都度購入か
この二つセットを定期購入で申し込むと10%引きになり、また90日の3か月分まとめての定期購入だと20%引きになります。
- 1か月の定期購入:毎月1000円引き
- 3か月まとめての定期購入:一か月あたり2000円引き
と、毎月1か月分を都度注文するよりもかなりお得になります。
プレグナに限った話ではないですが、妊活は長く続きサプリも飲み始めて翌月から効果が出るものではなく、精子の造成には約3か月のサイクルといわれていることからも、3か月分まとめての定期購入がおススメです。
プレグナの費用対効果をどう見る?
高いか安いかを聞かれたら、おそらく高いでしょう。
一か月で1万円を超えるサプリはなかなかありません。
特に妊活のように長く続く場合、1年でサプリ代だけで12万円を超えてしまいます。
これを高いとみるか妥当とみるかは、最終的にはその結果次第というところが大きいと思います。
プレグナの容量は?
プレグナベーシックとプレグナ男性用は、それぞれ1か月分の1ケースに180錠入っています。
毎食後二錠づつ飲むので、一日で6錠、1か月で180錠という計算です。
ただし私が最初にプレグナを飲んでいた時は、「プレグナ男性用」は90錠しか入っておらず、毎食後1錠となっていました。
一日3錠×30日で90錠ですね。
それがいつのまにかプレグナ男性用の一か月分の容量も180錠になりました。
しかも値段は変わらず。内容量が2倍になったのに値段が2倍にならないのは、非常にうれしかったのですが、逆にこれまでが倍お金をとられていたような気がして、あまり良い気分にはなりませんでした。
プレグナ女性用はいまだに1か月分1ケース90錠となっています。
プレグナ利用で気を付けること
毎食後2種類を計4錠、×朝昼晩の3回を毎日となると、どうしても飲み忘れる時等が出てきます。飲み忘れが頻発して、なかなかサプリメントの錠剤が減らなくても、定期購入の場合は一か月毎に毎月1月分のボトルが送られてきます。
これが数か月続くと、気づけば3つ4つとかのプレグナボトルが溜まってしまうということが結構おこります。
そんな時は、あと何か月必要なのかを計算して、不要であればできるだけ早めに定期購入を中止するようにしましょう。
1か月分10000円もする高級サプリメントなのですが、プレグナには賞味期限があり、私もこれまで3万円分ほどのプレグナを廃棄したことがあります。
いつ子供を授かれる等が分かっていれば計画的にサプリメントの購入ができるのですが、こればっかりはなかなか計画的に予測することは難しいですが、かといって定期購入を放置しておくと、数万円の無駄遣いのようなことも起こりえます。
また長期間飲み続けていると、プレグナベーシック、もしくはプレグナ男性用のどちらかだけが何故だか減りが早くなり、どんどの残りの錠剤数の差が広がっていきます。
恐らくちゃんと180錠入っているはずなのですが、飲み忘れや落としてしまったりとかで、消費する錠剤の数が徐々にずれてきて、例えばですが、プレグナベーシック1本が空になったのに、プレグナ男性用はまだ半分も残っている、というような事がおこりえます。
このような時は、たまに片方の錠剤数を減らす等して臨機応変に飲む錠数を調整していけばよいかと思います。
そこまで厳密に毎食後それぞれ2錠ずつを必ず飲まないといけないというような物でもないので。あくまでサプリメントです。
プレグナはどこで購入する?
プレグナは女性向け妊活情報共有コミュニティーの「ジネコ」が運営しているジネコショップにて購入することができます。
ネットでアカウント登録をしてオンライン注文も可能ですし、電話で注文することもできます。
定期購入を一旦停止したりすることもできるので、気軽に注文してみてはいかがでしょうか?
また実際に宅急便で送られてくる時も、妊活サプリとは分からないように梱包されて送られてくるので、その辺を気にしている方も大丈夫です。
プレグナの効果は?
私はプレグナを飲み始めて、子供を授かることができました。
ただしこれは本当にプレグナのおかげか?と聞かれたら、なかなかそうとは断言することはできません。
妊娠は様々な要素が絡み合って起こり得ることなので、一つの事象だけで因果関係を判断することが難しいからです。
本来なら、漢方を飲んで半年後に精液検査を受けて数値の改善が確認されなかったように、プレグナを半年飲んで精子の運動性能等が向上しているかの確認の精液検査を受ければよかったのですが、その検査を受ける前に、自然妊娠で子供を授かることができました。
妊娠が発覚してからは、プレグナの服用や辞めて、2年間ほどプレグナは飲んでいませんでした。
しかし第二子の妊活を始めるにあたって、再度プレグナを飲み始めたところ、2回目のタイミングで第二子を授かることができました。
このような傾向だけを見ると、プレグナのおかげと思いたいところですが、実際に二人の子供を授かるにおいて、第一子を授かるまでに苦労して様々な事にトライした経験等を顧みると、そう簡単にプレグナを飲んだから授かれたとは言い切りにくいのが正直なところです。
いずれにしろ、我が家は最初に私の精子の運動性能に問題があり、漢方を飲んだり色々試したのですが、なかなかうまくいかず、たまたま見つけたプレグナを飲み始めたら自然妊娠で二人の子供を授かれたので、プレグナのおかげかなー、程度に私は思っています。
以前この事を妻と会話しましたが、妻は妊娠に際してのプレグナの効果に関しては懐疑的な見解でした。
長く続く妊活においては藁をもすがる思いかと思いますが、限られた時間や予算の中、数ある選択肢の中から自分たちにとって最適な物を選択していくにおいて、プレグナがその候補の一つとしてあってもよいのではないかと思った次第です。