最近やたらと自転車人口がふえてきているようですね。特に都市部で。私は電車通勤なんですが、駅まで歩いている時や、駅から会社まで歩いているときに、結構多くの自転車とすれちがうことがあります。その時に思うことは、何の確証があって、こんなにもスピードを飛ばしているんだろう?とても不思議になります。
赤ちゃんを抱っこ紐に入れてノーブレーキで自転車で坂を下るママ
特に理解できないのが、自転車の後ろに乳幼児を乗せて、お母さんは抱っこ日もで前に赤ちゃんを入れて、全速力で下り坂を下っているママさんをよく見かけます。本当に何の安全の確証をもってこんなむちゃくちゃなことをしているのかなと。
昨年も大阪の方かどこかで1歳にもなっていない赤ちゃんを抱っこ紐に入れて横断歩道じゃないところの2車線道路を自転車で渡ろうしてトラックにはねられて、赤ちゃんが亡くなったというニュースを目にしました。これ系のニュースを見るたびに、なんでこんなむちゃくちゃな事をするのかが不思議でたまりません。
自転車は非常に危険な乗り物
私も週末等の普段は自転車に乗ります。たまにしか乗らない自転車でも1年の内で数回、ハッとしたことや、実際に接触事故を起こしたことや、非常に大きな自損事故を起こして、肋骨と腕を骨折したことがあります。その時は本当に子供を自転車に乗せていなくてよかったと思いました。
その時は夜の21時くらいに太目の道の左端を走っていたのですが、下り坂で交差点に向かうに際して信号が赤になりそうだったので、下り坂のてっぺんから、思いっきり自転車をこいで間に合うように交差点に突っ込んでいきました。その時左折したかったのですが、かなりのスピードだったので、直角に左折することは困難で、且つ、周囲には一切自動車がいなかったので、交差点左側の側道あたりをショートカットするような形で猛スピードで緩やかなカーブを描いて左折しようとしました。そうしたら、なんと気づいた時には、足物に道路と側道の分離帯があり、そこに自転車で猛スピードのまま突っ込んでしまいました。夜だったこともあり、スピードも出していたので、分離帯に気づけなかったのです。
突っ込んだ瞬間は理解できましたが、そのあとスローモーションで空中高く飛び出し、5メートルほどぶっと飛んで、アスファルトの上に激しくたたきつけられ、体がバウンドしました。うつ伏せでたたきつけられたときに、なんとか受け身をしようとして、腕をひっこめたので、腕の上にお腹が乗って、あばらが折れました。もちろんあばら以外にも膝、肘、腕等も、すごい面積の深い擦り傷を負ってしまい、その後自分で自転車を拾って、なんとか運転はできたのですが、息苦しくて自宅に帰ってからはタクシーをよんで救急病院に行きました。
その場のレントゲンでは骨折は無いと診断されて、翌日大きな病院に診察にいっても、折れてはいないとの診断をもらいました。
ただあまりにも痛く、寝転ぶことはできず、逆に起き上がることもできない。トイレの水を流すレバーをひきあげようとすると激痛がはしる。ズボンのベルト痛くて痛くてをしめることができない。あばらをやると、かなりの日常の動作が制約されます。
ただ骨折していないとのことだったので、コルセットをもらってそれであばらの部分を固定して2か月くらいでなんとか治りました。
会社の健康診断で骨折が判明。
それから数か月後の会社の健康診断でレントゲンをとったら、スタッフさんから、「あばら骨折しました?骨が折れて、くっついた後がありますよ」と言われて、やっぱり折れてたんだ!と。
とにかく自転車は思っている以上に危険です。
この時の私は一人でのっていたので、あばらの骨折だけですみましたが、もしあの時ベビー紐で子供を前に抱えて自転車に乗っていたらとおもうとぞっとします。
それとおなじくらいのスピードや注意の無さで前後に子供を2名乗せてすごいスピードでブレーキをかけずに自転車で下り坂を駆け下りているママを見ると心配でたまりません。
自損事故なら自身の責任ですが、住宅街の下り坂なんか、どこの交差点や見えないところから自転車や人が出てくるなんて想像もできません。それらを覚悟の上であのスピードを出しているのでしょうか。
自転車で大けがをした私に言わせると、あかちゃんを抱いて自転車に乗るなんて、本当に交通量のない道路や田んぼのあぜ道くらいです。
私が小さい頃は田舎だったので、おばあさんの自転車の後ろに乗せてもらって保育園まで送り向かいしてもらっていました。
それがすごく楽しくて、今でも大切な思い出です。