今現在、我が家の固定回線はソフトバンク光を使っています。ソフトバンク光を開通させるとき、本当はソフトバンクAirにしたかったのですが、当時居住しているエリアはAirがサービス提供対象外だったので、泣く泣く光にしました。光にしてそろそろ2年たつので、このタイミングで光を解約してAirに乗り換えるなら光の解約金は発生しません。なので、このタイミングでAirへの乗り換えを検討してみました。
提供エリアが広がっているソフトバンクAir
2年前は半年間くらい粘ったのですが、一向にAirの提供エリアにならず、待ちきれずに光を契約してしまいました。光の開通の為にNTTに自宅に来てもらって、光回線を外の電信柱から引き込んでもらう工事もして開通させました。かなりの手間でした。
あれから2年経過したので、もしかしたらAirの対象になっているのかなと思い、ソフトバンクショップに行って調べてもらうと、なんとAirのサービス提供エリアになっていました。
2年前はAirはそこまでソフトバンクとしてはプッシュしていかないので、対象エリアがどこまで広がるかは分からないと言われましたが、実際はその後着実に対象エリアを広げていっているようです。
過去にAirのサービス提供外と言われた人も、今現在利用している回線の契約更新月が近づいているとかなら、
一度近所のソフトバンクショップでAirの対象エリアになっているかを聞いてみて、提供エリアになっているのなら、Airへの乗り換えを検討してみるのもよいかもしれません。
ソフトバンク光とソフトバンクAirでの料金差は？
ソフトバンク光は、マンション等の集合住宅と、戸建てでは1,000円ほど料金が異なりますが、戸建ての場合、ソフトバンク光とAirでは、キャンペーンを利用すればAir契約から24か月間は約1,700円ほどAirの方が安くなるようです。光で使っている電話番号のプラン等によっても料金が異なるので、実際にどれくらいの価格差になるかは店頭等で調べてもらいましょう。
私の場合は、1700円×24か月＝40,800円/2年、になります。Airの申し込み手数料等もあるので、ここから若干差し引かれたりしますが、ざっくり2年間で4万円の価格差です。25か月目以降はキャンペーン割引適用外になるので、1200円の差になります。1年で14400円の差になります。
ソフトバンク光とAirのメリデメ比較
ソフトバンクAirは、家庭に設置するモバイルルーターみたいな物と理解すればわかりやすいと思います。電源に常時つないだまま屋内で利用するモバイルルーター。それに比べて、光の場合は屋外の電柱から屋内に有線で光回線を引き込む必要があります。接続手法としての違いはこれくらいですが、それぞれのメリット/デメリットの比較をしてみたいと思います。
ソフトバンクAirのメリット
ソフトバンクAirのメリットは何といっても手軽さです。特別に光回線を引き込む工事等が不要で、ルーターが届いたら、それと電源をつなぐだけですぐに利用できます。
また光の場合は工事で光回線を屋内に引き込んだ箇所近辺にしかルーターを設置することができません。
屋内に引き込んだジャックからルーターまでは有線接続になるので、有線接続できる範囲内にルーターや中継器と繋ぐ電源コンセントが必要になり、一度工事で引き込み箇所を決めてしまったら、そこからルーターを違う場所に大きく移動させることができません。
我が家は１階に光回線を引き込んで、１階にルーターを置いているのですが、２階の部屋の特定の箇所では１階のルーターからのwifiが届きにくく、スピードが出にくい等もあります。そのような時は２階の部屋のドアを開けっ放しにしたりしないといけません。
そう考えるとAirだと、もし特定の部屋に電波が届きにくい等の問題があれば、その部屋にAirのルーターを直接持ってくるだけで大丈夫です。とにかく配線を気にしなくてよいというのが最高です。
ソフトバンクAirのデメリット
デメリットはやはり速度ではないでしょうか。カタログスペック的には、下り最大261Mbpsとされていますが、エリアにもよりますが、ネットの口コミ等を見ると実際は、新型の『Airターミナル2』で下り平均50～60Mbps、上りで8Mbps程度と考えたほうがよさそうです。この速度をどう見るかが一つのポイントですね。
ソフトバンク光のメリット
何といってもスピードですね。カタログスペックは、下り最大１Gとなっています。が、もちろんそんなに出るはずはありませんが、私の場合は常時200Mbpsは出ています。カタログスペック１Gだけど、200Mbpsしか出ていないとみるのか、200Mbpsも出ているとみるのか。他の仕様のネット接続と比較すると、200Mbpsはそれなりに早いと私は解釈しています。
ソフトバンク光のデメリット
光は戸建ての場合、開通の為に引き込みの工事が必要になります。工事日の予約から、工事日には実際に立ち合いが必要であったり、若干面倒です。
また屋内の引き込み口近辺にしかルーターを置けず、もちろん有線を屋内中に這わせるのなら引き込み口から離れた箇所にも設置できますが、配線が複雑で見栄えもよくないです。
あとは、料金がAirと比較して戸建ての場合だと契約後24か月間は、月間で1700円も高くなります。
家族割はAirも対象？
ソフトバンク光を契約すると、家族のスマホ料金も契約しているプランに応じて値引きされます。家族割ですね。
ソフトバンクAirでも、ソフトバンク光と同等の家族割を受けることができます。
- 30Gプラン：契約後24か月は毎月2,000円引き。25か月目以降は1,008円引き。
- 20G/5Gプラン：契約後24か月は毎月1522円引き。25か月目以降は1,008円引き。
- 3Gケータイ：契約後24か月は毎月500円引き。25か月目以降も500円引き。
ソフトバンクAirのレンタルはやっていない
よくあるモバイルwifiサービスだと、自身の生活圏内でどれくらいの速度が出るのか？そもそも電波が入るのかを試すために、1週間等、無料で貸し出してくれるサービスがありますが、ソフトバンクAirにはそのような貸し出しサービスはないようです。
ただし利用申し込み後、数日以内であれば、契約を取り消すことができるので、実質その期間中に自宅の利用において、曜日や時間ごとの速度を測ってみるのがよいかもしれません。
結論
ソフトバンク光からAirに変更するということは、回線品質的にはデグレになります。光の200Mbpsが、Airだと50Mbpsと約4分の1の速度になります。その分価格は毎月約1,500円安くなります。
加えてAirは屋内でのルーターの移動が自由なので、屋内でのルーターから接続機器への電波のつながりという点では使い勝手が良いと思います。
光からAirに乗り換えを検討しているということは、光回線は既に開通していると思うので、せっかく工事で開通させた光の引き込みが無駄になってしまうというのもあります。
・動画はさほど見なくてウェブの閲覧程度なら、月額で1500円安いAirに乗り換えるべき。