どこの家庭にも一台は冷蔵庫は必ずありますよね。そして冷蔵庫は常に電源が入ったままの家電でもあるので、何かと電気代は気になりますよね。一般的な家庭の冷蔵庫では年間でおよそ6,000円程度の電気代がかかっていると言われています。そして以外なのが一人暮らし用の小さな冷蔵庫よりも、家族用の大きな冷蔵庫の方が消費電力が少なく電気代が安いということです。
もし一般的な家庭において、家族用の大きな冷蔵庫と併せて、別途小さな冷蔵庫を使っているようでしたら、その小さな冷蔵庫は使わずに、大きな冷蔵庫にまとめたほうが電気代はかなり安くなります。
冷蔵庫にも様々な電気代節約の方法がありますが、私が気になったのは冷蔵庫への詰め込みすぎです。
冷蔵庫は大きなスペースをとっていて、収納力も高いので、本来なら冷やす必要がない物まで冷蔵庫の中に入れたりすることもあると思います。
例えば缶詰や七味等の冷蔵不要な調味料や袋詰めされた物等。
冷蔵庫の両扉にはいろんな物を入れることができるスペースがあるので、ついつい入れてしまうんですよね。気づけば物だらけになっている冷蔵庫の中ですが、では冷蔵庫の中にたくさんの物を詰め込むと電気代は高くなるのでしょうか?
冷蔵庫への詰め込みすぎると、電気代は高くなる
なんとなくそんな気はしていたのですが、やはり冷蔵庫にたくさんの物を詰め込むと電気代は高くなります。
この詰め込みすぎをなくすだけで、年間約1,000円程度の電気代が節約できると言われています。ではなぜ冷蔵庫への詰め込みすぎは電気代が高くなるのでしょうか?
詰め込みすぎで冷蔵庫内の冷気の循環が悪くなる
冷蔵庫に物を入れる理由は、食材等を冷やすことにより腐らなくしてできるだけ長く保管するためです。
なので、いかに効率良く食材等を冷やすことができるかが重要なのですが、詰め込みすぎると冷蔵庫内の冷気の循環が悪くなり、食材等を冷やす為に無駄な電力消費を余計に行い効率が悪化します。
詰め込みすぎると食材が密着してしまう
詰め込みすぎると、収納している食材等が密着してしまうので、冷えにくくなります。
好ましい量は、キャパの7割と言われています。
詰め込みすぎると、食材同士が密着してしまいますが、冷気の循環効率をよくするためにも、食材同市は2cmくらいの間隔を空けるようにして置くとよいでしょう。
詰め込みすぎると、探している食材等が見つけにくくなる
以外と、あれ買っておいたはずなのに、まだ食べてなかったはずなのに、見当たらない?ってことはありませんか?冷蔵庫も大容量の物になると、正面に4段、左右の扉にも多くの収納棚が付いていたりで、目的の食材を探すのに手間度ってしまう場合があります。
もちろんその探している間は冷蔵庫の扉を開けている状態なので、せっかく冷えている冷蔵庫内の冷気を外に逃がしてしまい、また夏等の暑い季節は冷蔵庫の外の暑い外気が冷蔵庫内に入り込んでしまい、冷蔵庫内を適切な温度にするためにまた余分な電力を消費してしまいます。
詰め込みすぎによる電力消費を抑える為の工夫
基本的にはあまり長期間冷蔵庫に食材を保管せずに計画的に購入して、消費するというのが好ましいですが、下記を行うだけでも詰め込みすぎを防ぐことができます。
冷蔵庫の中は定期的にチェック
月に一度は冷蔵庫の中を整理するようにしましょう。ドレッシング等の瓶詰の物等、場所をとるわりには、じつは賞味期限がもう切れている、というものが意外とたくさんあります。そのような物は冷蔵庫から出して廃棄するようにしましょう。
収納量は、マックスの7割程度を意識
ついついなんでも詰め込みがちですが、おおよその目安としては最大収納量の7割程度を意識して使うようにしましょう。冷気の冷蔵庫内での循環効率を高める為に最適な量です。
生鮮食料品以外の袋物等は収納容器等にまとめて保管
ゴマ、小麦粉、調味料等、粉もので袋状の物の商品は意外とうまく冷蔵庫内に収めることができず、棚の上に倒れて転がっていたり等があると思います。
このような物は100均ショップで売っているタッパーや透明の収納容器等にまとめて収納して、冷蔵庫内で保管しましょう。
これらは生鮮食料品とはちがって、そこまで入念に冷やす必要はないので束ねて密着して保管しても大丈夫です。