八重桜?桜が散った頃に咲いているあの濃いピンクの花は何?

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皆さん桜は大好きですよね。私も大好きです。小さい頃や学生の頃はそこまで桜って意識していなかったのですが、社会人になって歳を重ねるにつれて、毎年桜っていいなーって強く思うようになりました。でも桜って満開になってすぐに散ってしまうんですよね。見ごろは1週間くらい。桜が散って桜の木に緑の芽が付き始めた頃、もう少し長く桜が咲いていればなー、等と思って通り等を歩いていると??、桜かな?梅?でも桜にしては花びらがすごいボリュームだし、普通の桜のピンクよりも濃いピンク色だし、これは何なんだろう?って桜っぽい物を目にすることってないですか?毎年気になってはいたのですが、今回はそれを調べてみました。

桜の散った1週間後くらいに咲いているあの濃いピンクの花は?

あれは八重桜(ヤエザクラ)だそうです。八重桜とは特定の品種のことではなく、八重咲に花をつける桜の総称です。
では八重咲とは何なのか?その字のごとく、幾重にも重なって花をつける咲き方のことを八重咲と言います。
確かに私の見た八重桜も、普通の桜とは違ってたくさん花びらがついており、一つの房が丸々と大きかったです。別名ボタンザクラとも呼ばれます。

八重桜にはどのような種類があるのか?

八重桜は俗称ですが、ではどのような品種名の桜が含まれるかというと、

  • 関山(カンザン)
  • 普賢象(フゲンゾウ)
  • 一葉(イチヨウ)
  • 八重紅枝垂れ(ヤエベニシダレ)

等の品種があります。私が目にしたのはその色味からも恐らくカンザンですね。

八重桜はソメイヨシノよりも1週間~2週間遅く咲く

ソメイヨシノの満開が終わって花びらが散り始め、緑の芽が出始めている頃に八重桜は満開を迎えます。この1,2週間遅れってのが面白いですよね。
桜の季節を少しでも長く楽しみたいのなら、ソメイヨシノの満開を見に出かけて、その翌週や翌々週には八重桜を見に出かければ、3週間くらいは種類は違えど満開の花見をたのしめるかもしれません。

最近は桜の季節に日本を訪れる訪日観光客が非常に多いですが、外国の方からしたら、八重桜を見てそれを本当の桜の満開と
勘違いとかしてしまいそうですね。もちろん八重桜もれっきとした桜なので、間違いではないのですが、日本人にとっての
花見と言えばやはりソメイヨシノなのかなと。

桜にはどのような種類があるの?

何気なく見ている桜も、実はたくさんの種類があって見比べてみるのも面白いかもしれません。実際には桜って何種類くらいあるかご存知ですか?実は国内だけでも500種類ほどもあるのです。
今回の八重桜もそうですが、代表的な5つの種の桜を知っているだけでも、花見を最大限に楽しむ事ができます。

染井吉野(ソメイヨシノ)

みんな大好きソメイヨシノ。花見/桜と言えばこれですね。国内の主な花見スポットに咲いている桜の80%はこのソメイヨシノと言われています。
また気象庁が発表する開花宣言や桜前線等も、このソメイヨシノが対象です。
日本全国に分布している品種ですが、沖縄と北海道の道南以外では育ちません。
ソメイヨシノは、花が咲いてから葉が開く為、木一面が桜のピンクの花で覆われる満開状態となります。
この状態が一番きれいで、このタイミングを狙って皆さん花見をしますよね。

枝垂れ桜(シダレザクラ)

シダレザクラも有名ですよね。枝が柔らかく、枝が垂れるようになるので、そのように呼ばれています。
こちらも固有の品種名ではなく、枝が垂れて咲く桜の総称で、様々な品種の桜が含まれます。枝垂れ桜は1本が大きくて、立派な物が多いですよね。見応えがある桜です。

八重桜(ヤエザクラ)

こちらは上述した、花びらが幾重にも重なって咲く桜の総称です。色味は一番桜らしくないというか、ちょっと濃い色ですよね。
ただし、ソメイヨシノよりも2週間遅く咲くことからも、季節もだいぶ春っぽくなり、緑が芽吹く頃合いに、この濃いピンクの花は、またソメイヨシノとは異なって活力や元気をもらえるような感じがします。

山桜(ヤマザクラ)

その名の通り、山に咲く野生の桜です。咲き方の特徴としてはソメイヨシノとは異なり、花びらの開花と同時に赤茶色の若葉が芽吹きます。
またソメイヨシノほど満開時期が短くなく、同じ場所に同じ種類のヤマザクラが数本植わっていたとしても、全てが同時に満開を迎えて、同時に散るということはなく、ある程度の期間鑑賞を楽しむことができます。
奈良の吉野山等がヤマザクラの名所として有名ですね。

寒桜(カンザクラ)

開花時期はソメイヨシノよりも2か月ほど早く、2月~3月ごろにかけて開花します。
関東よりも南の暖かい地域に分布しており、花は薄いピンク色をしています。都内だと小石川植物園等が有名です。
春の花見シーズンにおいて一番最初に咲く桜ということで、桜界の切り込み隊長といったところでしょうか。

このように桜にはいくつかの種類があるので、これらを理解していれば、時期や地域等を工夫すれば、3か月くらいは桜を楽しむことができると思います。

結論

でもなんだかんだいって、やっぱりソメイヨシノの満開がみんな大好き。
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