ダニを完全に防ぐための寝具組み合わせ

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梅雨の季節になると湿度が上がってじめじめしてきます。布団等の寝具は定期的に干さないと黴臭くなったりと不衛生です。
我が家では普段ダブルクッションにしたクイーンサイズのベッドに、妻と子供と3人で寝ているのですが、ある日子供が就寝中にベッドから落下してしまい、翌日脳神経外科等に駆け込む等の事故もあったため、それ以降、和室の畳の上に直接マットレスを敷いて、マットレスから落下したとしてもせいぜい高さは20cmくらいなので大きな事故にはならないということで、和室で寝ることにしました。

畳からダニが這い上がってきてダニにさされまくる

そんな風にして梅雨の季節を迎えたのですが、そのころからなんだか体がかゆくなり、体のいたるところに虫刺されのような跡ができてきました。

足やお腹周りなどにとくに多く、かゆくてかきすぎて血が出るようなこともありました。

最初は特に気にもしていなかったのですが、まだ2歳にもならない子供の体を確認したら、同様に足等に多くの虫刺されあとや、それをひっかいた傷跡のような物が沢山できていました。

子供を病院に連れて行ったところ、ダニによる虫刺されですねと診断されて、そこからダニを防ぐ為の試行錯誤が始まりました。

マットレスの直置きは絶対に避ける

どこにマットレスを置くかにもよりますが、特に畳の上に直接マットレスを置くと、マットレスと畳の間の通気性が失われて、非常に湿度がが高くなります。

これが結果的にダニが繁殖するに際して最適な環境となってしまいます。

フローリング等の上にマットレスを敷くならそれほどでもないかもしれませんが、畳の中はダニが生息しやすい環境なので、その上に通気性を遮るマットレスをドカンと敷いて、そのマットレスの上に3人も寝ていると、就寝中に3人分の体から発せられる汗等の水分がマットレスにも籠って非常に不衛生になります。

どうしても畳の上にマットレスを敷く必要がある場合は、マットレスの下に除湿シートを敷くか、もしくは畳の上に簀の子を敷いて、その上にマットレスを置き、マットレスと畳の間に風が通るようにして湿度を下げるようにしましょう。

私も最初は、毎日マットレスは持ち上げて壁に寄りかからせて乾燥させ、また週末等にはバルサン等のダニを殺す防虫剤等も利用したのですが、完全にダニを防ぐ事はできませんでした。

ダニを完全に防ぐ就寝環境を構築する

結局畳の上に直接マットレスを敷いて寝ることはあきらめて、脚付のダブルクッションの上にマットレスを置く、通常通りに正しく設置して利用することにしました。

ただ、いくらマットレスを床に直置きしなくなったといっても、一度ダニに侵されたマットレスや寝具には、ダニが住み着いてしまっています。

そこで私は睡眠の質を高める為に、ダニを完全に防ぐ為の就寝環境を以下のようにしてつくりました。

掛け布団は布団丸洗いのクリーニングに出す

掛け布団は羽毛布団を使っているのですが、購入して5年程たちますが、これまで一度も洗浄したことはありませんでした。

高級な羽毛布団なので、日中半分に折って畳んでおくだけで、自然と空気を含み、特に嫌な臭い等もつかずに年中快適に使えていたのですが、畳みの上にマットレスを直置きして寝るようになってダニに食われて以降、掛け布団にもダニが住み着いてしまったのではないかと気になり、丸洗いの布団クリーニングに出すことにしました。

私が利用した布団クリーニングは、「おうちdeまるはち」です。

東京23区内であれば、集荷/配送が無料です。羽毛布団は折りたたんでも非常にかさばって大きくなるので、自分で梱包して発送するのは非常に大変です。

しかし「おうちdeまるはち」なら、23区内なら丸八のスタッフさんが直接自宅に回収にきてくれます。

また「おうちdeまるはち」の名前の通り、あの有名な丸八真綿が提供しているサービスです。

もう数十年前になりますが、朝潮?か何かのお相撲さんが「二枚二枚!」と言っていたテレビCMを覚えている人も多いと思います。あの丸八です。

料金は布団サイズ全て共通で、1枚のみなら5800円。2枚以上なら1枚あたり4900円です。

私の掛け布団は2枚重ね仕様だったので、2枚分の料金となってしまいましたが、問題なく綺麗に洗浄されて数日後に送り返されてきました。

マットレスは晴れた湿度の低い日に、日中壁に立てかけて干す

一度畳の上に直置きして使ってしまったマットレスには多くのダニが住み着いてしまっています。

マットレスはさすがに洗濯することができないので、まずは晴れた湿度の低い日に部屋を全開にして風通しを良くして、マットレスを壁に立てかけて天日干しするようにしました。

次に掃除機でマットレスの表面裏表を入念に吸い取って行きました。

ダイソンのコードレスハンドクリーナーには、マットレス用のモーターヘッドが付いているので、それを使ってマットレス内に潜むダニを入念に吸い取りました。

ベッドパッドは洗濯して干す

マットレスの上にベッドパッドを敷いて利用しているのですが、このベッドパッドは洗濯機でしっかり丸洗いして洗濯しました。

防ダニ加工やアトピー等のアレルギー防止加工が施されたシーツを購入する

マットレスや布団、ベッドパッドの洗浄等でほぼダニ自体を取り除くことができますが、やはり日本家屋の作り上、完全にダニを防ぐ事はできません。

いくらベッドの上で寝ていたとしても、ベッドの脚を伝ってダニが布団に這い上がってくることもあります。

ただ布団にダニが付着しても、しっかり掃除機で吸い取ったり払い落としたりしたらダニを防ぐことができるのですが、羽毛布団やマットレスの中にダニが入り込まれたら、なかなか掃除機等で吸い取ることもできません。

そのような意味で、物理的にいかに体にダニを触れないようにするかを考えた時、防ダニ加工がほどこされたシーツを見つけました。

これはダニが通り抜けることができない細かな縫い目の生地を利用しており、またファスナー部分等も、ダニが通過しないような処理が施されています。ダニ通過率0%の高密度生地を利用した布団カバーもあります。私は今回、

  • 掛け布団:アレルバスター
  • ボックスシーツ:ミクロガードプレミアム

を購入しました。

アレルバスター

アレルバスターは積水化学工業が開発した抗アレル物質材を利用して高密度で編み込んだ掛け布団カバーです。

この抗アレル物質材は、安全性の高いフェノール系ポリマーを使用しているので、直接肌に触れても安全です。

この効能は、花粉やダニの糞、死骸等のアレル物質の働きをおさえる効果があり、日本アトピー協会推薦品となっています。

また繰り返し洗濯をしてもその効能が衰えることはありません。

実際の使用感ですが、肌ざわりは若干ゴワついた感じの硬さがありますが、それがノリをかけた洗濯直後のシーツのような清潔感を醸し出しており心地よいです。

洗濯は、普通に洗濯機に入れて丸洗いができ、半日程度で簡単に乾きます。

抗アレル物質材が繊維に用いられていますが、特に何かの匂いがするとかも全くなく、普通の生地で、ファスナー部分もダニが通過しないような特別な処理が施されています。

価格はクイーンサイズで10,000円程度です。

ミクロガード

ミクロガードは帝人が開発製造するダニ・ホコリ対策用の高機能繊維です。

静電気も防ぎ、非常に肌ざわりもよく軽い素材です。

実際の使用感ですが、非常に軽くて薄い素材で、肌ざわりはサラサラというか、つるつるしていて気持ちいいです。

逆にサラサラつるつるしすぎているので、マットレスのボックスシーツとして利用した場合、ベッドパットとの摩擦がほぼ無く、寝返り等をくりかえすと、ボックスシーツがズレてしまうことがあるので、できるだけぴったりのサイズを購入して、しっかりマットレスに装着して使う必要があります。

生地があまりにも薄いせいか、数日間使い続けると、体の重みでシワが目立ってきますが、洗濯すればシワは綺麗にとれます。

洗濯ネットに入れて普通に洗濯機で洗濯するだけです。

非常に薄くて軽いので、1時間程度で乾きます。

価格はミクロガードプレミアムのクイーンサイズで15,000円程度です。

ダニとりシートを置く

上記の組み合わせの寝具に、マットレスとベッドパッドの間にダニとりシートを置きます。通常ホームセンター等にも売っています。

様々な種類のダニ取りシートが販売されており、その効能差を明確に測ることは困難ですが、もしベッドの脚を伝って上がってくるダニがいるのなら、ダニ取りシートを置いておくだけでそこにダニが集まってくるので、効果はあると思われます。

ダニ防止対応を施した就寝環境の効能は?

実際に上記の寝具の組み合わせや諸々の対応により、ダニに噛まれることは無くなりました。

私も子供も一時は体中がダニに噛まれた傷跡だらけだったのですが、ベッドで寝具を変えて以降はダニに刺されることも一切なくなり、体からダニの噛まれ傷もなくなりました。

もし就寝中のダニ刺されで困っている人がおられたら、一度試してみてはいかがでしょうか?

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